2016年 IoT ことはじめ
●IoT:最もホットなキーワード…だが。
IoT …いま、世界で最も流行っているキーワードといってもいい。
IoT:「『もの』がインターネット/クラウドに接続され、情報交換することにより相互に制御する仕組み」らしい。
モノのインターネット - Wikipedia
…要するに何なの?
●モノってなに?
「モノの」と言われても、なによ、その「モノ」って?
パソコン?家電?
Wikipediaには、「ここでいう『もの』とは、スマートフォンのようにIPアドレスを持つものや、IPアドレスを持つセンサーから検知可能なRFIDタグを付けた商品や、IPアドレスを持った機器に格納されたコンテンツのことである。」とあるが、
わかりやすく言えば、「数えられるモノ」すべてだ。
パソコンや家電、本や食器、人だって、IoTの“Things”と捉えることができる。
え?電化製品じゃなきゃ、無理だよって?
その発想は古い。古すぎる…。
●インターネットって?
インターネットって、毎日意識せずに使っているし、
あんまり深く考えたことないけど、なに?
わからなかったら、調べる。
…調べたら余計よくわからなくなることもある。笑
インターネットって、要するに「(すごい)コミュニケーションを実現するしくみ」。
●じゃ、IoTってつまり…?
モノとモノが(すごい)コミュニケーションするしくみのこと。
大切なことは、(すごい)の中身を誤解しないこと。
*遠距離のコミュニケーション
*リアルタイムなコミュニケーション
*大量のコミュニケーション
全部それぞれすごいけど、大切なことはなにか。
●ビッグデータの観点:3つのV
IoTが本領を発揮するのは、
モノとモノが(すごい)コミュニケーションするから。
この(すごい)というところは、同じく流行りのワード「ビッグデータ」の観点から説明しよう。※IoTとBigDataは、切っても切り離せないからだ。
ビッグデータには、3つの要素があると言われている。
*Volume(量)
*Velocity(早さ)
*Variety(種類)
「ビッグ」という言葉から、Volume(量)ばかりに目が行きがちだが、
Velocity(早さ)と Variety(種類)のほうがむしろ重要だ。
●ビッグデータの目的:未来の予測
ビッグデータは、大量のデータを、短い時間で、様々な観点から、分析することで、
ものごとが起こるメカニズムを明らかにすることができる。
「統計学が最強の学問である」という本や「データサイエンティスト」という職業が流行ったことも記憶に新しい。
●で、結局 IoT ってなに?
「モノとモノが(すごい)コミュニケーションすることによって、未来を予測するしくみ」
って言い換えられるのではないかな。
いまのあなたの行動、周りの環境、そうしたデータを
*大量に
*リアルタイムに
*様々な観点から
採取し、過去のデータとも併せて分析することで、
次のあなたのアクションを予測したり、
あなたとは全く別人のだれかのアクションすら予測したりする。
夢が広がるしくみ、それがIoTなんだ。